「言葉責め」は、プレイだと思いますか?それとも自然な成り行きだと思いますか?言葉責めと言えば、まるでAVのような「どこにナニを入れて欲しいの…?」などを想像する人も多いでしょう。
しかし、そのような言葉責めは、女性にとって「萎える」「引いた」と思われてしまうのです。
つまり、興奮する言葉責めとはプレイではなく自然なものであるべきです。

卑猥な言葉を言わせたい気持ちもあるでしょうが、それは男性の独りよがりです。セックスはお互いのコミュニケーションの上に成り立つもの。
まずは何のために言葉責めをするのかよく考えてみましょう。
男性が言葉責めで興奮する心理
- 卑猥なフレーズで雰囲気を高める
- 自分で卑猥な言葉を言うだけでなく、言わせて満足感を得たい
- 好きなAVを再現したい
男性側が言葉責めする心理とは、一方的なものであることが多いです。
しかし、多くの場合このような気持ちで言葉責めをすると、女性に引かれます。
女性が言われたい、興奮する言葉責めのパターンを知り、また、逆に萎える言葉責めのフレーズも覚えて、セックス相手を萎えさせないようにしましょう!
Contents
興奮する言葉責めとは?


「ほら……今ナニが入ってる?」など、露骨に卑猥な言葉を言わせるだけが「言葉責め」ではありません。言葉責めに対してそのようなイメージを持っている人は、一旦頭を切り替えてください!
定義から見れば「恥ずかしいと思わせる言葉」は、すべて言葉責めです。しかし、セックスにおいての言葉責めとは、恥ずかしがらせるだけではなく、快感につなげることではないでしょうか。
つまり、大事なのは辱めることではなく、セックスが気持ちいいものになるかどうかなのです。

褒め言葉をたくさん言われると、なんだか気恥ずかしい感情になりますよね。恥ずかしさもあるし、褒められて喜ぶと思うことも。
言葉責めとは、そのように、潜在的に言われたい言葉をセックス中に自然に伝えてあげることでもあるでしょう。
不正解な言葉責めは萎える
女性が言われたい、喜ぶ言葉責めもあれば、引かれてしまう言葉責めもあります。この点は少し難しくて、何で喜ぶかは人それぞれなのです。

ananの記事に、「冷めてしまった相手の言動」として、女性のこんな意見が紹介されています。
- 「AVのような言動を求めてきた」(40歳)
- 「卑猥な言葉を言わせようとする」(28歳)
このように、卑猥なフレーズを言わせようとする男性は多いようです。そして、男性のこのような言動で引いたことがある女性も多いのが事実。

卑猥な言葉を言うことが恥ずかしいのは確かですが、その恥ずかしさは興奮ではなく不快に繋がる女性が多いことを覚えておきましょう。
不正解な言葉責めは、女性を萎えさせる原因になります。どんな言葉責めなら受け入れられるのか、相手の女性の好みをしっかり探るのが大事と言えますね。
言葉責めのポイント
- 好みがわからない場合、言葉責めを控えた方がベター
- 相手の興奮度を見極めた上で言葉責めをするか決める
はっきり言えば、人によっては、言葉責め自体で興奮できなくなってしまうこともありえるのです。
「なんかめっちゃ喋ってくる」「セックスの実況中継してるの?」と、少し違和感を持った時点で、セックスの興奮が冷めて、滑稽に思われてしまうことも。

好みと違う言葉責めをしてしまった場合、喜ぶどころか笑われてしまうかも。
相手の興奮度をしっかり見て、言葉責めOKかどうかを判断するところから始めましょう。
後ほど、興奮できない、言われたいわけがない言葉責めフレーズをまとめますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
女性が言われたい言葉責めパターン

痛くなくて、実践しやすい言葉責めフレーズをピックアップしてみよう。
まず、すべての女性に受け入れられる言葉責めは無いものと思ってください。
なぜなら、セックスの好みは人それぞれですし、特に女性は男性よりAVを見る機会も少なく、言葉責めに免疫がありません。
「なんかAVっぽくてウケる」なんて思われてしまったら、興奮なんてできないでしょう。
また、男性にとっても言いづらいフレーズがあるはず。超AVじゃん!と思えるような言葉責めは、悪い意味で恥ずかしくて言えないですよね。
自分も言いやすく、女性にも受け入れられやすい、なおかつ興奮できる言葉責めフレーズをご紹介します!
興奮する言葉責めフレーズ1|羞恥心を煽る
言葉責めの大前提である「辱める(恥ずかしい思いをさせる)」を実践するには、まずは女性の羞恥心を知りましょう。
女性は、セックスにおいてどのようなときに羞恥心を感じるのでしょうか。
- 初めて下着姿(全裸)を見られたとき
- ちょっとの前戯で濡れたとき
- 大きな喘ぎ声が出たとき
- 絶頂したとき
- まだ自分からフェラや手コキをするのに慣れていないとき
では、それぞれの羞恥心を煽り、なおかつ喜ぶフレーズとは…
喜ぶフレーズ
- 「下着めっちゃエロいね」
- 「すごい濡れてる」
- 「声、エロすぎ」
- 「イくの早くない?」
- 「自分からするの、エロい」

なぜなら、女性の多くはエロいと思われることに対しても羞恥心を感じるのです。そして、男性は女性のエロさを喜んでいるとも思っているはず。結果、男性に「エロい」と認識してもらえることが、興奮につながることが多いです。
男性から言葉にして「エロい」と言われることで「私、今エロいことをしているんだ……!」と実感し、さらに興奮するでしょう。
なので、羞恥心を煽るパターンの言葉責めでは、エロさを誇張する台詞がおすすめなのです。
また、女性のエロさにあなた自身が興奮していることをわかってもらうのも大事。耳元で言葉責めをしながら、首筋にキスをするなど、慈愛を込めて言いましょう。
見下したように「エロすぎ」と吐き捨てるのは、マゾっ気のない女性にとっては好まれないことが多いので、性癖がわかるまでは優しく言葉責めすることを心がけてくださいね。
興奮する言葉責めフレーズ2|褒める
女性が喜ぶ言葉責めの定番は「褒める」フレーズでもあります。
セックス中に褒められると、嬉しい半面恥ずかしい気持ちにもなりますので、辱めの常套句なのです。
しかし、まるで少女漫画のように、裸を見て「キレイだ…」などと言うのは、嘘臭さが混じり、引かれてしまうかもしれません。
女性が言われたい褒めパターン例
- ストレートに「かわいい」(どんな場面でもOK)
- 「スタイルいいね」
- 「めっちゃ肌キレイ」
- 「フェラ中に「気持ちいい」を連呼


また、女性のセックステクニックを褒める言葉もいいでしょう。
しかし、「うまいね」と言われたい女性とは、手練れな印象をアピールしている女の子です。
清楚な印象を保ちたい女の子にとって「うまいね」は地雷になる可能性もあるので、相手の女性の性格をよく観察しましょう!
興奮する言葉責めフレーズ3|要求する
言葉責めOKなタイプの女の子で、なおかつ少しマゾっ気がある印象の子であれば、要求系のフレーズがおすすめです。
ここで注意したいのが「命令」ではないということ。
命令する言葉責めは、セックスに対しての理想が高すぎる(AVの見過ぎ)と思われて引かれてしまうことが多いので、要注意。
女性が言われたい「要求」とは、あくまで女性を立てたフレーズであることが望ましいのです。

「していい?」「言ってみて」など、女性に返事を求めるものはすべて要求系の言葉責めと言えます。
こんな要求なら言われたい!言葉責めフレーズ1
「気持ちいい?」
NGワードとされそうなこの台詞ですが、使う場面によっては悪いものではありません。女性が演技ではなく、本当に感じている様子で、なおかつ愛液も多く興奮度が高いときなら「気持ちいい」と声に出すことがさらなる快感になるのです。
こんな要求なら言われたい!言葉責めフレーズ2
「どこが気持ちいいのか教えて」
セックスにおける意思確認は重要ですよね。的外れなセックスを続けていたら、お互い気持ちよくなれません。
どこがいいのかを聞くのは、一見言葉責めプレイに聞こえますが、本来なら必ず確認してほしいもの。
ただ、女の子の性格によっては「マンコの奥」「乳首」などとはっきり言うのは難しいので、「ここ?」「もっと奥?」など、攻め方を変えながら確認してみましょう。
何回も返事を求められる女の子は、羞恥心に襲われ、場所を告げたときには精神的な開放感で気持ちよくなれるはず。
こんな要求なら言われたい!言葉責めフレーズ3
「どうしてほしい?」
ある程度の回数をこなした相手になら、やや具体的な問いかけの言葉責めもありです。性をオープンにできる関係であれば、素直に女性の好きな愛撫を教えてくれるかもしれませんし「入れて」と言われるかもしれません。
ただ、あまりセックスに慣れていない女性を相手にこの台詞を言ってしまうと、次の段階に進めなくなります。女性がどうしても何も言わないとなると、男性側も困ってしまいますから、気まずい時間になってしまうかも。
女性に具体的なフレーズを言わせる言葉責めは、相手を選んで行いましょう。

このように、女性が言われたい言葉責めとは、セックス中に自然に出てくるフレーズです。急にドラマチックにセックスを演出しようとすると引かれてしまうので、段階を踏んでいくと良いでしょう。
まずは、ここまでご紹介したレベルのソフトな言葉責めから始めてくださいね。
言われたいわけがない言葉責めフレーズ
AVの影響からか、言われたいわけがない言葉責めをしてしまう男性も多いのが事実です。

これからご紹介するフレーズは、最低限初めてのセックス相手には使わないようにしましょう。
性癖によって喜ぶ女性もいるかもしれませんが、その見極めは初見では難しいはずですので、基本的には使わないのがベターです。
言葉責めNGフレーズ1|「イっていいよ」
「イっていいよ」ほど、傲慢な言葉責めはありません。
イってほしいなら、あなたがイかせてくださいよ!という話です。
全然気持ちよくないときにこれを言われると、萎えてしまうのも必須です。そもそも、イくときは勝手にイきます。
言われたいわけがありません。
言葉責めNGフレーズ2|罵る系

罵る系言葉責めフレーズ例
- 「このメスブタが!」→信頼関係のないSM気取りは萎えます
- 「淫乱」→今一緒にセックスしてるあなたはどうなんですか
- 「こんなので気持ちよくなっちゃうなんて、変態だね」→気を使って喘いであげてるだけ
罵るタイプの言葉責めで喜ぶ女性もいます。こういった言葉を言われたいと思うのは、マゾっ気のある女性ですよね。
しかし、SM契約を結んでいない状態でこんな言葉責めをされると、萎える一方。
あなたが極度のサドで、服従者を探しているとしても、信頼関係が築けるまではおすすめできません。

言葉責めNGフレーズ3|確認系
言葉責めの定番とも言われる、確認系フレーズ。
女性心理も合わせて、NG例を覚えておいてくださいね。
確認系言葉責め
- 「今ちんこが入ってるのわかる?」→「わかる」しか答えようがない
- 「指2本も入っちゃったよ、どう?」→快感は本数の問題ではない
- 「中に出していい?」→ダメだしそもそもゴムをしろ
- 「こんなにエロいなら、オナニーしてるでしょ」→言いたくない
答える必要がない、もしくは答えたところで興奮につながらない言葉責めは、女性を困惑させるだけなのです。
女性だってセックスで興奮したいのに、対応に困ってしまうような言葉責めは興奮を減らす要素にしかなりませんから、言われたいわけがないです。
ただ、やはり信頼関係ができている恋人同士では「プレイ」として興奮できる場合もあるので、2人の雰囲気が大事と言えますね。
言葉責めNGフレーズ4|実況系
実況系言葉責め
- 「今めっちゃ勃ってる」
- 「乳首立ってるよ」
- 「服全部脱いじゃったね」
セックスの実況中継のような言葉責め……女性の羞恥心を煽るフレーズではあるのですが、続きすぎると冷めてしまう可能性が高いのです。
冒頭でもお伝えしたように、羞恥心を快感に繋げられる言葉責めなら女性も喜ぶのですが、ただ実況されただけでは快感に繋がりづらいでしょう。

あまりに意味のない実況を続けられると、状況を客観視されてしまう要因にもなりえるので、興奮が冷めてしまうのですね。
そもそも、ちょっと滑稽であるので、言われたいわけがないです。
言葉責めするなら自惚れないことが大事
言葉責めする男性心理は、男性側の自己満足であることが多いです。
男性の自己満足型言葉責め心理
- AVでもやってたからこの言葉責めがいいんだろうという固定観念
- ただ自分が言いたいだけ
このような心理で言葉責めしてしまうと、女性が喜ぶ言葉責めにはなりません。
言葉責め=女性を辱め、さらに興奮させるフレーズを言うこと
女性が喜ぶフレーズを選ぶことが大事です。なので、自分のセックス価値観が正しいと自惚れてしまうと、的外れな言葉責めになってしまうでしょう。
言葉責めの極意
- 女性の好みを知った上で行う
- 褒めるフレーズは意外とありきたりでいい
- 基本的には罵るのはNG
- 初めてのセックスの相手には言葉責めしすぎないのがベター
相手の好みをよく知れば、言われたい言葉責めの方向性がわかってくるはずですので、自分でもっと具体的なフレーズを選ぶことができるようになるでしょう。
女性が言われたいと思う、適切なフレーズを選べるよう、まずは万人受けしそうな言葉責めから初めてくださいね。